2016.03.16

【自転車】大事故から1ヶ月。
新城幸也が語る「復活」へのプラン

  • 山口和幸●取材・文 text by Yamaguchi Kazuyuki  飯島美和●撮影 photo by Iijima Miwa

松葉杖をつきながら左脚の具合を確かめる新城幸也 手術から2日目には歩行器を使用しての歩行練習が許可され、トイレまでの数メートルを歯を食いしばりながら歩いたという。次第に腫れやむくみは治まり、痛み止めを使う回数も減っていった。

 航空会社の「安静な状態での搭乗ができない」との理由で2日間、現地を出発できなかったが、2月19日の夕方の便で日本に帰国。本来ならイタリアに渡っている時期だが、計画をゼロに戻して復帰に向けての厳しいトレーニングが始まった。帰国後は、東京都北区にある国立スポーツ科学センターで再検査を行ない、今後の治療方針を決定。24時間態勢で、あらゆるリハビリ設備が整っている環境で復帰プランを相談した。

「さまざまな競技の日本代表選手たちが、同じ場所でリハビリに取り組んでいるので励みにもなるし、勉強にもなる」と、新城はしっかりと前を見据えて語った。

 それでも、2016年の欧州ロードシーズンは新城の復帰を待たずに開幕している。

「気になるレースはストリーミングで観たりして、ほとんどのレース結果はチェックしている。レースを見ることは、イメージトレーニングにもなる。過去に自分自身が走ったレースのDVDを見ることもある」と、新城は不安を打ち消すようにコメントした。