2016.02.28

【月刊・白鵬】『白鵬杯』愛息の初参戦に横綱は何を思ったか

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 モンゴル相撲の横綱を張った父と、医師をしていた母。ふたりがどんなきっかけで結婚することになったのか、その辺りの詳しい話は聞いたことがありませんが、ふたりで幸せな家庭を築いて、私を含めて5人の子どもたちも立派に育ててくれました。これからも、とにかく健康に気をつけて、子どもたちや孫たちの成長を見守っていてもらいたい。そう願うばかりです。

 ところで、初場所では、大関・琴奨菊が初優勝。日本出身力士による10年ぶりの栄冠獲得に大いに盛り上がりましたが、その興奮さめやらぬ1月30日、当の琴奨菊が盛大な結婚披露宴を挙げました。私は、披露宴、二次会に出席させていただきました。どちらも、苦労人である大関の優しさ、暖かさといった人柄がにじみ出た、とてもいい宴でした。

 その琴奨菊ですが、そうした多忙の中、披露宴の翌日には『白鵬杯』にも顔を出してくれたんです。「チーム琴奨菊」から5人の選手を大会にも送り出してくれて、大関には多大な協力を得ましたね。

 また、他にも嘉風、豊ノ島、里山といった現役の関取衆が、大会当日の審判を務めるなど、いろいろと手を貸してくれました。

「未来の関取を育てる」――言葉で言うのは簡単ですが、実際は並大抵のことではありません。けれども、そのために力を注ぎ、協力を惜しまない力士はたくさんいます。子どもの頃から相撲に親しみ、今なお相撲を続けている琴奨菊らは、まさにそうした気概にあふれた関取衆です。彼らには、本当に感謝しています。同時に、春場所での健闘を互いに誓い合いました。

大相撲の記事一覧>

関連記事