【月刊・白鵬】『白鵬杯』愛息の初参戦に横綱は何を思ったか (3ページ目)

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 この『福祉大相撲』では、さまざまな催し物があって、相撲を学ぶコーナーをはじめ、ちびっこ力士の取組や人気力士とちびっこ力士の対戦、さらに人気歌手と人気力士による歌の共演まであるんですよ。そのうえで、十両、幕内力士による相撲の取組まであって、とても充実した内容となっています。

 また、早い時間帯には、幕下力士によるトーナメント相撲が行なわれていて、これがまた白熱した戦いが繰り広げられるんです。「1日も早く関取になりたい!」と、若い力士たちも必死ですから、それらの取組にも大きな拍手が飛んでいたようです。

 15日間満員御礼だった初場所同様、おかげさまで、これら「花相撲」も早い時期からチケットはほぼ完売していたと聞いています。会場に足を運んでいただいたファンのみなさまには、本当に感謝しております。力士一同、さらに相撲界を大いに盛り上げていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

「花相撲」を終えたあとは、久しぶりに親孝行をすることができました。私の両親は、今年で結婚50周年。つまり、金婚式を迎えるということで、以前からこのタイミングで何かお祝いをしようと思っていたんです。

 ただ、ここ数年、父の体調が優れませんでした。できれば、父に体の負担をかけたくないなと思っていて、そこで考えたのが、暖かなハワイで金婚式を祝おうというプランでした。そして実際、ハワイは本当に穏やかな気候で、そんな環境の中で祝った金婚式には、両親もとても喜んでくれました。

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