日本のカーリング女王は、北海道銀行か、LS北見か、それとも... (4ページ目)

  • 竹田聡一郎●文・撮影 text&photo by Takeda Soichiro

 ユニバーシアード日本代表の札幌学院大も、北海道ブロックを勝ち上がって日本選手権の舞台に駒を進めてきた実力のあるチームだ。妹背牛町(もせうしちょう)の幼馴染4人が12年前に結成したチームで、コンビネーションのよさでは他に引けを取らない。軽井沢国際では、ロシア代表から金星も奪っているだけに、今大会の"台風の目"となって波乱を起こすかもしれない。

 今年の日本選手権は、世界を知り、世界と互角以上の戦いを演じてきた好チームがそろった。ここ数年の中では、最もハイレベルな大会になったと言っても過言ではない。

 熾烈な争いを前にして、北海道銀行の小笠原が「ここ数年、国内にいいライバルがいる。ここでしっかりと勝って世界に挑みたい」と力強く抱負を述べれば、LS北見の藤澤も「もっともっと世界のチームと試合をしたい。そのためには、まず日本選手権で結果を出したい」と譲らない。

 頂点に立つのは、北海道銀行か、LS北見か。あるいは、思わぬチームの台頭があるのか。3月の世界選手権(カナダ・スウィフトカレント)、11月のPACCに出場する日本代表の座も争うことになる、注目の戦いから目が離せない。

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