2015.08.20

スポルティーバ句会開催! スポーツの魅力を五・七・五で詠む

  • 石塚 隆●文 text by Ishizuka Takashi
  • 村上庄吾●写真 photo by Shogo Murakami

じゅんいち 確かにネタを作っているときと似ていましたね。無回転川柳はとにかく浅いことを考えるんですけど、俳句はそうはいきません。笑える面白さじゃないにしても、しっかりと深く考えないから苦労しましたよ。

上杉 スポルティーバ副編集長の上杉と申します。本日はお集まりいただき、ありがとうございました。今回は堀本さんにご相談させて頂き、このような場を設けることができました。より深い部分でスポーツとコミットしている皆さんがどんな俳句を作ったのか楽しみです。堀本さんは芥川賞作家である又吉直樹さんとの共著『芸人と俳人』を小社から出版しているのですが、スポーツ俳句もこのような場をきっかけに盛り上がることができれば、と考えています。

ほりもと・ゆうき●「いるか句会」「たんぽぽ句会」主宰。創作の傍ら、老若男女幅広い層へ俳句の豊かさや楽しさを伝えることをテーマに活動中。近著は又吉直樹氏との共著『芸人と俳人』(集英社)堀本 では、改めまして堀本裕樹です。『芸人と俳人』は又吉さんに俳句の基本を教える形で2年に渡って対談をした内容をまとめたものになります。この期間、又吉さんはこのたび芥川賞を受賞した『火花』を執筆していたそうで、どうりで優秀な生徒だったなと(笑)。又吉さんは、芸人として俳句をやることはすごく芸のプラスになると話していました。じゅんいちさんも先ほど言ってましたが、言葉で物を考えるというのはネタ作りと一緒だ、と。ですから今回、俳句というものが、みなさんにとって何かプラスに働いてくれればいいなと思います。
 私自身のスポーツ経験は小学生のときに少年野球を、中学高校と陸上部に所属していました。専門は1500メートルで、まったくの三流でしたが、つらい思い出も楽しい思い出もあり、その経験が少しでもこのスポルティーバ句会の役に立てば、と思っています。

 かくして始まったスポルティーバ句会。不安な表情から、自己紹介では笑いもあって空気が和み、そしてまた、真剣な面持ちで選句に入った。