2015.05.21

【月刊・白鵬】横綱が語る。照ノ富士と逸ノ城との「違い」

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 実は今場所、私にとって2度目の7連覇という記録がかかっています。前回(2010年3月場所~2011年5月場所。※2011年3月場所は八百長問題により中止)は、「なんとしても(7連覇を)達成したい」という気持ちが相当強かったように思います。それに比べると、今回はそこまでの気負いはありません。まずは、千秋楽まで相撲を取り切る、ということを第一に考えて、「結果は後からついてくるモノ」と、自然な捉え方をしています。

 話はガラッと変わりますが、優勝したあとの表彰式では、天皇賜杯をはじめ、さまざまなトロフィーや賞状、賞品などをいただきます。その中のひとつに、国技館の天井近くに飾られている優勝掲額があります。それを、つまり私が優勝した際の掲額写真を一堂に並べた写真展が、先日都内で開催されました。

 写真展で披露されたのは、2006年夏場所の初優勝から、今年の初場所(1月場所)までの合計33回分。実際にすべての写真を見て回ったのですが、さすがにグッとくるものがありました。この9年間で、体つきや表情が随分と変わってきていることもわかりました。

 小学校2年生の長女と1年生の長男と一緒に行ったのですが、子どもたちも興味深く見て回っていました。彼らの成長も少しだけ感じられてよかったです。

 ともあれ、いいことや悪いこと、楽しいことやつらいこと、これまであらゆることを経験して、今の白鵬翔があります。そんなことを改めて感じた、写真展でした。

関連記事