2014.06.26

【月刊・白鵬】世界で躍動する田中将大と松山英樹の「魅力」

  • 武田葉月●構成 text&photo by Takeda Hazuki

 まさに、松山選手もそのひとりだと思います。まだ22歳という若さでありながら、それを実現できているというのは、本当にすごいこと。22歳と言えば、私が横綱になった年齢です。当時の私は、ふたりの自分をどれだけ使い分けられていただろうか……。松山選手の活躍を見るにつけ、そんなことを考えたりもしますね。

 まあでも、私も不器用ながら、横綱という存在と、ムンフバト・ダワージャルガルという一青年との均衡を、うまく保ってこられたからこそ、今があるのかな、とも思います。毎日、横綱として気を張っていたら、さすがに体が持ちませんからね。

 ともあれ、世界を相手に結果を残しているマー君と松山選手には、これからも注目していきたいです。実際、ふたりには昨年末の『報知プロスポーツ大賞』の授賞式で顔を合わせているので、余計に応援したい気持ちが強いです。どんなスポーツであれ、若い選手が活躍するのは、本当に気持ちがいいものですね。

 翻(ひるがえ)って、29歳の私も負けてはいられません。「あの頃はよかった」と感慨に浸ることなんてありませんよ。まだまだ横綱として、成し遂げなければならないことが、たくさんありますから。

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