17歳大堀彩、16歳山口茜...。バドミントン女子は百花繚乱 (3ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • Photo by AFLO SPORTS

 そして迎えた10月23日からの世界ジュニア。互いに「決勝は日本人対決になる」と予想していたという二人は、その思い通りに決勝で再び対決となった。

 心して臨んだ試合だったが、第1ゲームを21対11で取った山口は、第2ゲームも21対13で取り、優勝を決めた。

 山口は昨年の準優勝から優勝へ、大堀も3位から準優勝へとアップし、お互いに昨年より力をつけたことは間違いなかった。

 大堀は「決勝を日本人対決にするところまではできたが、最後負けたのは自分の方が弱かったから。これからはどんな大会に出ても、(山口とは)互いに最後まで勝ち上がっていけば当たると思うので、切磋琢磨し合ってレベルアップしていきたい」と話した。

 同世代の中では突出した技術力を持っていると高く評価されている大堀。課題はパワーと精神面の強化だ。世界ジュニア女王である奥原や山口と切磋琢磨することで成長し、次世代の日本女子を引っ張っていく選手になることを期待されている。

 2月16日からは台湾で始まるアジアユースU19に山口、大堀ともに参加することが決まっており、ここでの活躍に注目したい。

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