ソチ五輪開幕まであと1カ月。日本のメダル候補者一覧 (2ページ目)

  • 折山淑美●監修
  • photo by JMPA

小平奈緒(スピードスケート)
12月の選考会では女子500mと1000mで圧倒的な強さを見せたが、まだ本調子ではない状態をどこまで持っていけるかにかかっている。可能性が高い500mでは、W杯7連勝の李相花(韓国)に挑戦だ。

女子チームパシュート
メンバーの力の差が少なく、チームワークの良さが武器というパシュート女子日本代表。今季W杯開幕戦で2位に入った実力も踏まえ、あとは全員がいい状態で試合に臨むことができればメダルが見える。

男子ジャンプ団体
今シーズンW杯で竹内択、葛西紀明、伊東大樹らが結果を残していてメダルの可能性が大きくなっている。あともうひとりW杯で成績を残す選手が出てくれば確実に見えるようになる。風の条件次第では個人戦でも可能性あり。

スノーボードハーフパイプ
平野歩夢、平岡卓、青野令など誰がメダル争いに食い込んできてもおかしくないほど、世界と戦えるメンバーが揃っている。チームワークを武器に戦えるかがカギか。

上村愛子(モーグル)
今大会で5度目の出場だが、今季はW杯開幕戦で3位に。長野五輪から7位、6位、5位、4位と順位を上げ、メダルに近づいてるからこそ今回のソチ五輪でメダルに懸ける思いは人一倍強い。開会式翌日が決勝なだけに、彼女がメダル獲得なら、日本チームにも勢いがつくだろう。

ショートトラック女子
3000mリレーは、今季はイタリアやカナダに阻まれて4チームが残るA決勝に進めていないが、昨季は2位も含めてW杯や世界選手権で表彰台に上がっていた種目。選手個々が調子を上げていけば、穴のないチームワークの良さを武器にしてメダルまで届く可能性もある。

 ここに挙げた全選手がメダル獲得を果たせば、長野五輪を超える。いや、ここに名前が挙がっていない新しいヒーロー&ヒロインの誕生も含め、日本選手団の全員にとって納得のいくソチ五輪になることを心から願っている。この初夢が、2月にもう一度見られるよう、がんばれニッポン!

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