【体操】ワールドカップ東京大会で銀メダル。加藤凌平「内村と並ぶ2本柱へ成長中」 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Fujita Takao

 ただ今回の演技内容を見ると、ゆかのライン減点0.3点がなければ優勝していた。

 さらに、ゆかでいつもの演技が出来て、今年から跳馬の各演技のDスコアが1.0点下げられたことを考慮すると、昨年の得点システムで、内村のロンドン五輪優勝スコア(92.690点)に迫る、92点台が可能になる計算だ。

「大きな目標はリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲ること」と言い、内村と並ぶ日本男子体操個人総合の2本柱になる可能性を持っている19歳の加藤。

 5月の全日本選手権では、この試合の教訓をどのように生かして王者・内村に立ち向かっていくのか、大いに注目だ。

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