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宇野昌磨がアイスショー『Ice Brave -A TURNING SEASON-』に向けて最初に決めたこと 本田真凜とのアイスダンスへの思い (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Sunao Noto(a presto)

舞台挨拶では客席からの質問にも答えた宇野 photo by Sunao Noto(a presto)この記事に関連する写真を見る

【第3弾でもカギを握るアイスダンス】

――アイスダンス挑戦は、まさに宇野さんがスケーターとして貫いてきた挑戦や探究心につながるもので、その肖像がファンの求める宇野像とリンクしたのかもしれません。第3弾でも、アイスダンスはひとつの見せ場からショーの中心に据えた構成になると......。

「少し言葉が足りなかったですけど、アイスダンスがメインのひとつになるので間違いないんですが、中心にやるって言っても十何種目もアイスダンスをやれません(笑)。頑張っても、2つ、3つですかね。最初はひとつでも、みなさんに見せられるようなクオリティにするっていうのは大変だったんですよ!やっぱり、ゼロからのスタートだったんで」 

――アイスダンスは今まで『Wild Side』『Four Seasons』とプログラムをやってきましたが、どちらかは入れる予定ですか?

「まだ、あんまり言えないんですけど......」

――新たにひとつは加えるんですよね? 

「そうですね。新たに一個というのは決まっています。それにどっちかは入れて......とか言っちゃいそうなんで、やめておきます(笑)」

――アイスダンスはシングルとは別のものだし、ふたりで息を合わせて組み立てるものだけに、たくさん難しいことがある挑戦だと思います。どんなカップルも少々の喧嘩はあるそうですが、本田真凜さんとも喧嘩したりしたんですか?

「ハハハ(笑)。僕自身、自分のシングル時代のスケートに納得していなくて......ジャンプは頑張ったし、世界トップレベルで、自分が自分じゃなくても、尊敬できるくらい(笑)。ジャンプのクオリティというか、自分の技術力でよくあそこまでやれたなって。人よりも練習の仕方とか、考える力があったからこそ、到達できた部分で、そこは満足しています。でも、ジャンプ以外のところはまったく納得していなくて。自分が"もっとできるだろ"って思っているからこそ、納得していない。そのできなかった部分がアイスダンスに通じているからこそ、挑戦しているし、"まだまだできることがある"と思えるのは、すごくいいことだと思っています」

後編につづく

【プロフィール】
宇野昌磨 うの・しょうま/プロフィギュアスケーター。1997年12月17日、愛知県生まれ。主な成績は全日本選手権優勝6度、世界選手権連覇、2018年平昌五輪銀メダル、2022年北京五輪銅メダルなど。2024年に現役引退し、現在はアイスショー出演などプロスケーターとして活躍している。今年、2025年に初めてプロデュースしたアイスショー『Ice Brave』が映画化。7月31日より開催される、第3弾『Ice Brave -A TURNING SEASON-』が発表された。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

宇野昌磨、本田真凜、ステファン・ランビエール「Ice Brave」新潟公演フォトギャラリー

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