羽生結弦の同期・日野龍樹が明かす、ゆづとの思い出。「シンプルに会いたいですね。会って一緒にゆっくりしたいです」

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko

 (田中)刑事ともそんな感じだったので、先輩や後輩にはしづらい話も気軽にできる同期はいいものだなと思っていました。もともと同期が多い世代というのもあったんですけど、現役を長く続ける選手も多かったんですよ。でも、変にバチバチすることもないままみんな成長していって、試合が終われば同期で写真を撮ったりして(笑)。そんな大会がずっと続いたので、関係性はいい意味で深まっていくだけでした。

 ゆづには僕が引退した全日本で会ったのが最後なので、シンプルに会いたいですね。会って何を話したいというのがあるわけではないんですけど、一緒にゆっくりしたいです。

<日野さんが羽生選手について詳しく語った記事は4月25日発売の『Sportiva 日本フィギュアスケート 2021-2022シーズン総集編』に掲載!>

【profile】
日野龍樹 ひの・りゅうじゅ 
1995年、東京都生まれ。幼少期からフィギュアスケートを始め、ノービス時代は次世代のエース候補として羽生結弦や田中刑事と首位を争う。2011年、2012年の全日本ジュニア選手権優勝。2012年ジュニアGPファイナルで銅メダル。2016年にGPシリーズ初となるNHK杯に出場。2020-2021シーズンの全日本選手権の演技後、現役引退を表明した。

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