本田武史が衝撃を受けたプログラム。「競技なのにショーみたい」 (5ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • photo by AFLO

 フィギュアスケートは、プログラムによってジャンプの成功率も変わってきます。しっくりこなかったり、呼吸が合わないプログラムでは、ミスが多くなったり、滑っていてものすごく疲れたりしてしまう。プログラム自体で演技が変わってきます。

 僕はいまでもストイコやヴィクトール・ペトレンコなど、かつての五輪メダリストたちのプログラムをちょくちょく見ています。いまはユーチューブなどでフィギュアスケートの演技を何度でも見られるので、現役の選手たちにも「こういう選手のこういうところがいいな」と、わかってもらえたらうれしいです。

本田武史(ほんだ・たけし)
1981年3月23日、福島県生まれ。現役時代は全日本選手権優勝6回。長野五輪、ソルトレークシティー五輪出場。2002年、03年世界選手権3位。現在はアイスショーで華麗な演技を披露するかたわら、コーチ、解説者として活動する。


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