鍵山優真、四大陸で大健闘。「羽生選手と比べたら自分はまだまだ」 (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

「この試合はあまりメダルとか順位を気にすることもなく、自分の演技に集中していただけだったので、3位という結果を知った時はビックリしましたし、すごくうれしかった。世界選手権になれば強い選手はもっともっといるので、自分がこの得点を出しても順位は下がってくると思うけど、この大舞台でこれだけできたということは自信につながった。来季シニアに上がるかどうかはわからないけど、いつでもシニアで戦える準備ができたと思います」

 鍵山は今季、全日本ジュニアを初制覇したがジュニアGPファイナルでは優勝した佐藤駿の後塵を拝する4位と悔しい結果に終わった。だがその後は全日本選手権で3位になり、1月のユース五輪でも優勝。次に狙うのは、最大の目標でもある3月の世界ジュニアだ。

「この大会で得た自信を世界ジュニアでも生かせるようにしたい」と言う鍵山にとって、優勝を意識して臨む大会になる。そこでどういう結果を残せるか。急成長中の彼にとって、真価を試す場になるだろう。

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