2020.02.13

鍵山優真、四大陸で大健闘。「羽生選手と比べたら自分はまだまだ」

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

「フリーはジュニアのプログラムにコレオシークエンスを入れるだけで、それほど苦労はなかったですが、ショートは4回転が入るか入らないかの違いがあるので、その調整は難しかった」と言う。

 鍵山はショートプログラム(SP)では、4回転トーループに最も自信を持てたため、全日本選手権とは違って苦手意識を持っていたトリプルアクセルを2番目にして、冒頭に4回転トーループを入れる構成にした。

 本番ではその前半のジャンプを3.26点と2.63点の加点をもらうジャンプにし、スピード感あふれるのびのびとした滑り。後半の連続ジャンプの3回転ルッツはエッジが不明瞭と判定されたがGOE(出来ばえ点)で減点されることなく、ノーミスで自己最高の91.61点を獲得した。

「終わったあとは89点くらいかなと思っていました。80点台と90点台はぜんぜん違うし、なかなか乗り越えられない壁だと思っていたので、得点を見た時は『こんなにも出るんだ』と驚きました。でも羽生選手は(過去に今回の自分と)同じジャンプ構成でも100点近い点数を出していたので、そこを考えたらまだまだだなと思いました」