紀平梨花、4回転にも挑戦。
今季初となる最高難度のジャンプ構成に

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

「ルッツを徐々にやり出して、年明け後に強化合宿が行なわれたコロラドから帰ってきてから跳ぶようにしていました。練習はたくさんしているわけではないですけど、ルッツは一度バッと跳ぶと、結構いいジャンプを跳べるようになったので、今回もSPとフリーでしっかりと入れていこうと思います」

 シーズン前半、3回転ルッツを跳べなかった紀平は、この四大陸選手権でやっと自身の最高難度のジャンプ構成で試合に挑むことになる。どれだけの得点をマークすることができるのか、3月の世界選手権を見据えての戦いとなるだけに、気合いも十分だ。

「SP、フリーともにノーミスで連覇も目指して頑張りたいと思います」

 名実ともに日本女子のエースとなるためにも、全日本女王として迎える最初の大会で優勝を飾りたいところだ。

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