羽生結弦が優勝候補の四大陸選手権。ライバルは4回転アクセルに挑戦か (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 フリーの『SEIMEI』は、以前より演技時間が30秒短縮されている現行ルールにあわせるため、1月に振り付けのシェイ=リーン・ボーン氏と修正してきたという。

 そのプログラムを披露する四大陸選手権に提出したエントリー時のジャンプ構成は、SP『バラード第1番ト短調』は冒頭に4回転サルコウを入れ、次に4回転トーループ+3回転トーループ。そのあとにフライングキャメルスピンを入れて、トリプルアクセルという構成になっている。

 またフリーの『SEIMEI』は、前半に4回転ルッツと4回転サルコウ、トリプルアクセル、3回転フリップを入れ、ステップシークエンスのあとの基礎点が1.1倍になるジャンプには4回転トーループ+3回転トーループ、4回転トーループ+1オイラー+3回転サルコウ、トリプルアクセル+2回転トーループと、大きな得点源となる連続ジャンプを詰め込んだこだわりの構成となっている。

 そんな新たな決意が込められたプログラムを、羽生がソウルでどう見せてくれるかが注目される。

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