羽生結弦vsネイサン・チェン。GPファイナルは異次元の戦いの予感 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 チェンのジャンプ構成は、SPではルッツかフリップの調子のいい方の4回転を入れ、フリーでは、昨季の世界選手権の4回転4本、トリプルアクセル1本の構成からさらに進化させた、4種類5本の4回転とトリプルアクセル2本の構成にする可能性もある。それをしっかり仕上げてくれば、昨季の世界選手権で出した323.42点の世界最高得点も上回ってくる計算になる。

 羽生はそうした展開もしっかり予想しているだけに、今回のファイナルではノーミスを目指すふたりの異次元の戦いが繰り広げられそうだ。

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