2018.11.09

トリプルアクセルの申し子・紀平梨花デビュー。
日本女子が表彰台独占か

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by Naoki Morita/AFLO SPORTS

 公式練習では、午前1回目の練習でトリプルアクセルを6回成功させ、午後2回目の練習でも8回成功。トリプルアクセル+3回転トーループの連続ジャンプも2度跳ぶなど、本人も手応えを掴み、自信を持てたようだ。

 今大会では紀平以外にも元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)がトリプルアクセルをプログラムに組み込んで優勝争いに加わる。トリプルアクセルの競演も大会の見どころのひとつだろう。

「選考会でNHK杯に選んでいただけて、そのときから、多くのお客さんの中でいい演技ができたら本当にうれしいんだろうなと思っていたので、出られることがうれしいです。だからそのうれしさを、いい演技で表せることができたらいいなと思っています。

 トゥクタミシェワさんのトリプルアクセルは、跳び方は私と全然違っていますが、きれいでいいジャンプを跳んでいました。私もNHK杯で頑張りたいなと思いました」

 そのトリプルアクセル旋風が起きれば、日本勢初となるGPデビュー戦優勝の期待も膨らむはずだ。

 一方、シニア3年目の三原舞依は、「初心に帰る」ように自分の演技のよさを見つめ直して、安定感のある質のいい滑りができるように練習を積んできた。初めてNHK杯に出場できる喜びもひとしおのようだ。

「しっかり練習でやってきたことを信じて、自分に勝つということを目標にやってきたので、最後は笑顔で終われるように頑張りたいと思っています。NHK杯に向けては、とくにフリー『ガブリエルのオーボエ』の構成を少し変えたこともあって、そこを重点的にミスなく流れよく滑らせることを意識しました。