日本女子のエースの座を狙え!宮原、樋口、紀平の新たな挑戦 (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by Yuya NAGASE/PHOTO KISHIMOTO

「カナダでジスラン先生に習いました。どんなアドバイスをもらったか、ですか? (踏み切るときに)乗るカーブのことだったり、『気持ちを強く持て』と言われました。感触は悪くないですが、いつ跳べるようになるかは、まだ自分でもわからないです。それから、(アレクセイ・)ミーシン(ロシア)コーチのところにも1週間行ってきて、タノジャンプ(手を挙げて跳ぶジャンプ)の練習がうまくできたので、すごくきれいに跳べるようになりました」

 充実したオフを過ごしている樋口は、さらなる脱皮を図るために意欲的な新プログラムを作った。SPはソフィー・タッカーの『エナージア』(振り付け:シェイリーン・ボーン)で、アップテンポなダンスナンバー。フリーは表現が難しいシャンソンの名曲『愛の讃歌』(振り付け:佐藤有香)となった。

「『愛の讃歌』を自分が滑れるとは思っていなかったんですけど、この曲を滑り切れたらいいプログラムになるよ、ということで決まりました。まだ全然イメージが浮かばないですが、うまく感情を出せたらいいですね。今季の新しいプログラムは、まだ滑ったことがない曲だったり表現だったりするので、『(樋口新葉も)こういう表現ができるのよ』とアピールできると思います」

 昨季は後半戦で失速したが、今季はシーズンに向けて調子を上げていくことができれば、結果は自ずとついてくるだろう。演技に余裕が出れば、精力的に練習している大技もプログラムに組み込めるようになるはずだ。

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