本田真凜のアメリカ新生活。「言葉と食事以外、全部よかったです」 (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by Yuya NAGASE/PHOTO KISHIMOTO

 毎日の練習でヘトヘトですが、(アメリカ入りしてから)3カ月経って、筋肉痛とかもなくなってきて、きつい練習にも馴染んできているかなと思います」

 気分屋の一面があり、練習嫌いでもあった本田だが、日本で練習していたときよりも、目標をしっかりと持って、意味のある練習を意識してできるようになったという。

「環境をガラッと変えて新しい生活をスタートさせて、ジャンプの跳び方とかもすべてが変わったので、それが大きいかなと思います。それに、オリンピックに出ることがどれだけ大変で、軽い気持ちじゃダメということがわかり、それだけの努力が必要なんだなと(他の選手たちを)見ていて思ったので、あと4年間、必死で頑張りたいなと思っています」

 心機一転を図って挑む今季の新プログラムは、ショートプログラム(SP)がダンサブルな曲『セブン・ネーション・アーミー』(振り付け:シェイリーン・ボーン)、フリーは中国の映画曲『ラバーズ』(振り付け:ローリー・ニコル)となった。

「どちらのプログラムも楽しい自分や新しい自分を見せられると思うので、新しいスタートです。フリーでは、主役の強い女性をしっかりと演じたい。

 昨季はずっと自信がないままの一年だったので、今季はしっかり自分に自信が持てるような練習をして、いい結果が出せたらいいなと思います」

 新生・本田真凜がどんな演技を見せるのか。どんな成長を見せてくれるのか。アメリカでの新たな挑戦に期待したい。

◆『ファンタジー・オン・アイス2018 幕張』フォトギャラリー

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