高得点連発でジュニアの表彰台を独占。やっぱり、おそロシアすぎる! (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 そんな3人は、全員が今回自己ベストを更新する滑りを見せたが、この先まだまだ得点が伸びる可能性は大きい。

 優勝したトゥルソワは、4回転サルコウと3回転ルッツ+3回転ループの失敗で減点された合計が5.40点。これを成功させてGOE加点をもらえれば、少なくともあと6、7点は上積みできることになり、合計210点を超えてくる。しかも、トゥルソワは「難度の高いジャンプを覚えたい」と、4回転トーループの修得にも意欲を見せている。

 コストルナヤは「4回転も大事だと思うけれど、コストナー選手のような滑り方をしなければいけないと思う」と言い、タラカノワも「難易度が高いエレメンツを覚えないといけないが、スケーティングとプログラム構成をさらにレベルアップさせて、観客を喜ばせるような演技をしたい」と表現への意識を口にする。

 今回表彰台にのぼったロシアの3人は、来シーズンもジュニアで戦うことになる。したがって彼女たちが、今回シニアのGPファイナル初出場でいきなり優勝したザギトワのジュニア時代の記録更新を果たす可能性はきわめて高い。ロシア女子旋風はまだまだ続きそうだ。

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