期待に胸をふくらませる本田真凜。シニア挑戦の新プログラムを語る (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by KYODO

「自分の中ではオリンピックを目指すシーズンというよりも、シニアデビューシーズンということのほうがワクワクが強いです。それでも、初めて出られる(年齢になった)オリンピックで、今季の目標はオリンピックに出ることなので、全力で頑張っていきたいです。

(シーズン初戦の大会での目標を聞かれて)う~ん、総合200点です。シニアの世界は全然わからない世界なので、自分がどういう演技ができてどういう結果になるかが楽しみです。

『トゥーランドット』は自分がすごく気に入っていて、最初から最後に向けて自分でも乗っていけるプログラムになっているので、本当にいいものになっていけるようにやりたいです。それに、このフリーは"女王"のプログラムなので、常に女王でないといけない。完璧な演技をしないといけないプログラムだと思っているので、毎回そこを目指して頑張っていきたいです」

 トリノ五輪で荒川静香が金メダルを獲得したときに演技したのが『トゥーランドット』。五輪シーズンの勝負プログラムとなる本田の『トゥーランドット』が、どんな花を咲かせるのか、楽しみなところだ。

 その一方で、フリー同様に勝負プログラムだと思われていたSPの『タンゴ』については、「すごく衝撃なくらい素敵な曲に出会った」と告白し、曲を変更する意向を明らかにした。新しいプログラムの曲名については「時期が来たら自分の口から発表したい。楽しみにしていてください」ということで、今の段階では秘密。シーズン初戦後、マリナ・ズエワ氏に振り付けてもらうという。

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