ハプニングにも動じず堂々の演技。今季は宇野昌磨から目が離せない (2ページ目)

  • 辛 仁夏●文 text by Synn Yinha  能登 直●撮影 photo by Noto Sunao

 また、出演者をみても、実に興味深い新旧スケーターがそろった。荒川に憧れてスケートを始めた本郷理華、髙橋大輔に憧れる宇野昌磨、本田武史に影響を受けた無良崇人が同じリンクにいて、共演した姿なども見られることはファンにとっても、じつに嬉しいことではないだろうか。

 8月25日にメディア公開のリハーサルが行なわれ、現役選手たちは今季の競技会プログラムを披露。その中でも目立った本郷、宇野のパフォーマンスから、平昌五輪プレシーズンとなる今季を少し展望してみよう。

 まず、長身で手足の長さが武器でもある本郷は、今季のショートプログラム(SP)『カルミナ・ブラーナ』を披露した。荘厳で迫力のある曲に乗って、本郷の持ち味であるダイナミックな演技が映えるプログラムになっている。特に目を引くのは、大きな動きで強さと女性らしさを表現しているメリハリのある振り付けではないか。

今季もさらなる成長が期待できそうな本郷理華今季もさらなる成長が期待できそうな本郷理華

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