2016.07.31

14歳のトリプルアクセル少女、
紀平梨花の歴史的瞬間を目撃!

  • 野口美恵●文 text by Noguchi Yoshie 坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

 大技のトリプルアクセルに注目が集まるが、「3回転ルッツ+3回転トーループ」の連続ジャンプもプログラムに入れており、実際にはこれを成功させるだけでも世界のジュニア女子の表彰台に十分届く。公開練習では「3回転サルコウ+3回転ループ」も成功させるなど、伸びしろは計り知れない。

「今年は世界ジュニアに出ることが目標なので、出場できるようジュニアのグランプリや、西日本ジュニア、全日本ジュニアと続く全部の大会で、トップ選手たちに食らいつく気持ちで向かっていきたいです」

 恐るべき14歳が、今年のジュニア女子界を席巻しそうだ。

■ジュニア女王、本田真凜の新たな魅力

 昨季の世界ジュニア女王、本田真凜も新たな成長を見せている。世界ジュニアでは「3回転+3回転」をクリーンに降り、技術面では自信がついた。そんなジュニア女王にとって、今季のテーマは表現力だ。今季は思い切って、プログラムを2曲とも変更。ショートは『スマイル』、フリーは『ロミオとジュリエット』を選んだ。

「ロミオとジュリエットは、ずっと前から滑りたかった曲。やっぱりソチ五輪の羽生結弦くんの演技は何度見ても感動します。それを超せるわけはないので、少しでも印象に残る演技をしたいです。自分の世界観を伝えられるようになればいいです」