来季への準備を進める浅田真央。新プログラムについてヒントを明かす

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha

「今回のアイスショーでは、まだ日にちは決まっていないんですけど、次のシーズンのショートプログラム(SP)も滑りたいなと思っています。これからのシーズンに向けて(前に)進んでいくという気持ちを込めて、少し早めのお披露目ができたらいいなと思い、そう決めました」
 
 新シーズンに向け、トロント(カナダ)で振付師のローリー・ニコル氏と一緒に作ったSPとフリー、エキシビションの各プログラムは、果たしてどんな曲でどんな内容になっているのか。先月半ばに、すでにエキシビションナンバーがバッハの曲と発表されていたが、この日の記者懇談会では『チェロ・スイート』という曲名が明かされた。SPとフリーについては、イメージが膨らむヒントをいくつか口にした。
 
「4月下旬から5月にかけてSPとフリー、エキシビションの3曲を作りました。選曲理由は、(振付師の)ローリーと、今回は(知り合いの)ピアニストの方がいらしていて、その先生と3人で相談して決めました。内容はまだ秘密ですけど、いままでにない曲、ジャンルのものなので、私自身も一つのチャレンジかなと思っています。

 エキシビションについては、物語はない曲で、音を拾いながらスケート技術を見せていくプログラムになっています。すごく速いテンポ、リズムなので、意外と大変なプログラムになっているので、これも一つのトレーニングだと思って練習しています。スケートを愛する気持ちやいろいろな思いがそこに詰まっているので、そういうところが観ている方に伝わればいいと思います。

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