2016.03.19

フィギュア世界ジュニア、日本女子3人で優勝を狙えるのは?

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao

ジャンプのミスもあってSPで5位と波に乗れなかった樋口新葉 だが、最初の連続ジャンプは3回転ルッツの軸が曲がってしまい、セカンドの3回転トーループの高さが出ないまま着氷してダウングレードになり転倒。その後はほぼノーミスで演技を終えたものの、「練習どおりにやろうと思ったので、少しスピードが足りなかった」と本人が認めるとおり、いまひとつ精彩を欠き、結局58・08点という不本意な得点で、5位発進となった。

「しっかり結果を出して、シニアへ移行したい」と語る樋口は、逆転表彰台への意欲を口にする。

「去年の世界ジュニアは挑戦するという気持ちでしたけど、今年は『頑張らなければ』という気持ちが強くあって緊張したんだと思います。明日のフリーはジャンプだけではなくスピンもステップも、全部のエレメンツを完璧にやって、次へのステップにしたい」

 また、白岩も「今日は『もう少し落ち着いてジャンプが跳べていれば』という反省しかなく、悔しいだけでした。緊張しただけで終わりたくないし、明日のフリーはシーズン最後の演技なので、自分のできることを精一杯やって最後まで一生懸命滑りたい」と、フリーでの挽回を狙う。

 同得点で1位と2位のフエディチキナと本田と、5位樋口と8位白岩の得点差は、それぞれ8・03点、9・88点。上位陣にひとつでも大きなミスが出れば、逆転も可能な点差だ。本田、樋口、白岩の3人がどんな戦いをするのか。フリーの演技に注目したい。

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