2016.02.19

内田嶺衣奈アナが語る四大陸選手権
「宇野昌磨選手はどこまで強くなるのか」

  • photo by Murakami Shogo

グランプリシリーズで好成績を残し、昨年12月末の全日本選手権で2位の宇野昌磨 photo by Noto Sunaoグランプリシリーズで好成績を残し、昨年12月末の全日本選手権で2位の宇野昌磨 photo by Noto Sunao 「負けず嫌い」という点では、実際、「負けたくない」と気持ちを口に出すこともありますから、ものすごく負けず嫌いなのだと思います。インタビューをしていると、そうしたアスリートとしての「芯の強さ」を言葉の端々から感じます。

 今シーズン、よく話されていることは「ジャンプの質を高めたい」ということ。「4回転もそうですし、ひとつひとつ、跳べるだけではなく、質の高いジャンプを跳びたい。安定感を身に付けたいです」と、まさに向上心の塊。宇野選手は、そうした向上心を前面に出すというよりは、それを内に秘めている選手だと思います。

 初めて取材をしてから約1年後の全日本選手権では、宇野選手の印象で変わった部分がありました。それは、インタビューのときに力強い言葉が増えてきていることです。

 それを強く感じたのは、羽生結弦選手の史上最高得点について伺ったとき。宇野選手は「まだまだ追いかけられる、そういう立場でいられると思います」と話していたのです。あれだけの得点が出たら、一歩引いてしまう部分があると思っていたのですが、羽生選手の存在をむしろ明確な目標としてとらえていました。そういった挑戦を続ける姿勢が宇野選手の強みであり、魅力なのだと思います。表情も一段と凛々しくなったように感じました。