2016.01.11

「できることはまだまだある」。
羽生結弦らが演技で伝えた震災復興への想い

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao

 そして2部の最後には、自身が東日本大震災への鎮魂の思いも込めてつくりあげたエキシビションナンバー、『天と地のレクイエム』を「すごく気持ちを込めて滑りたい」と話していたとおり熱演した。

東北のちびっこスケーターと『ジュピター』を披露した浅田真央 浅田はショーの前半に今シーズンのエキシビションナンバーである『踊るリッツの夜』を軽やかに演じると、第2部のフィナーレでは8名の子どもスケーターと登場。11年のエキシビションナンバーだった『ジュピター』を、イギリスの少年合唱団・リベラの生の歌声に乗って荘厳さが滲み出るような演技を披露した。氷上には、かつて浅田も訪れたことがある陸前高田市の"奇跡の一本松"のシルエットが映しだされた。

「復興へ1歩1歩進んでいるところもあれば、足踏みをしているところもある。僕たちができることはまだまだあると思います」

 5年前、自らも仙台で被災した羽生が語った言葉に、改めて震災復興への強い思いが込められていた。

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