フィギュア国別3位の日本。カップル競技の強化は可能か (4ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha  能登直●撮影 photo by Noto Sunao

 23歳の高橋と22歳の木原は、ともにペアで現役を続行する意思を持ち、現在は新パートナーを公募中(締め切りは4月25日)だという。特に、シングルから転向した木原は、平昌五輪出場を目指すために日本人のパートナーを探している。

 小林強化部長は「木原選手は日本人のパートナーを公募中です。ここでペアを辞めるわけにはいかないということで、拠点のデトロイトで、勝つためにしっかりとペアの練習を続けていきたいと言っています。ジュニアにも日本人同士のペアがすでにいるので明るい材料はある」と今後に期待感を持つ。

 カップル種目の後進国である日本は、またも日本人同士のペア選手を一から作らなければならなくなったわけだが、悲観する必要はない。来季、新たに誕生するカップルは、今秋の西日本選手権でデビュー予定。どんなペアが誕生するのか、楽しみだ。好評発売中!『羽生結弦から始まる時代』
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