【フィギュア】来季も出場枠3確保。世界ジュニアで見せた層の厚さ

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao

合計は166.25点で6位。

「25%は緊張だったけど、残りの75%はワクワクして演技ができました」と言うこの大会について、「まだ自分は世界と戦えるレベルには達していないけど、周りの人たちがどのくらいかがわかって、すごくいい大会になった。流れるように表現をし、そのままジャンプをするのがすごいなと思ったけど、これからはそういういろんな人たちの演技をちょっとずつ研究してやっていけたらと思うし、来年もまたこの大会へ来たいという気持が強くなりました」と語った。

 また、大会前から足に痛みが出て不安のあった永井優香は、SPでは直前の6分間練習でまったくジャンプが跳べなかったにもかかわらず、本番では冒頭の3回転トーループの連続ジャンプが3回転+2回転になるだけのミスに抑えて6位発進。

 フリーは冒頭の3回転ルッツ+3回転トーループが1回転+2回転になってしまうミスからのスタートになったが、「1回転になってしまった時はすごいビックリして『またやってしまった!』という気持ちで一杯だったけど、次の3回転ルッツを跳ぶ前は『降りたら絶対に3回転トーループを付けるぞ』と思って。踏み込む瞬間まですごく緊張したけど、そこで跳べたのであとは流れに乗れたと思います」と、立て直した。その後はミスを最小限に抑えて、合計では7位となった。

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