「BreakingDown5」は混乱&大バズり。朝倉未来が期待の女子枠、ピーター・アーツも登場したオーディション動画は約2000万回再生 (2ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • photo by BreakingDown

 そしてもうひとり、"期待"を裏切らなかったのが「10人ニキ」こと鈴木大輔。鈴木は前回大会のオーディションで、「武器を持った10人をひとりでボコボコにした」と威勢よく乗り込んだが......これまで全大会に出場しているにっけん君とのスパーリングで、左フック一発に沈んだ。

 今回はダッシュでにっけん君に飛び掛かるなど猛アピール。朝倉未来から「成長した姿を見せてほしい」と言われ、同グループの参加者とスパーリングを行なったものの、一方的にやられて無念のTKO敗け。そのキャラクターが愛され、人気急上昇の「10人ニキ」だが、自身のYouTubeチャンネルではダメージが深かったことを告白。くれぐれもケガには注意していただきたい。

「醤油ニキ」のオファーを断ったTERUは、プロボクシング元IBF世界スーパーウェルター級3位の細川貴之を指名。「BreakingDownは、1分間ならプロに勝てるかなというのが醍醐味やと思う。(細川は)怖いけどやらせてほしい」と真正面からアピールし、対戦が決定した。

 前回大会は本戦でも相手を一発で倒し、朝倉海からも「一撃持ってますね」と評価されたにっけん君の相手は、元日本ランカーのプロボクサー・飯田将成に決まった。殴り合いに自信を持つにっけん君は、過去最強の相手にどんな戦いを見せるのか。

「20世紀最強の暴君」登場

 Jグループのヘビー級の序盤に乱入して大暴れしたのは、元迷惑系YouTuberのへずまりゅう。「朝倉未来チャンネル」のメンバー、たくまの顔面に口に含んだ水を吹きかけ、混乱が起こったのちに2人の対戦が決まった。学生時代にレスリングで国体出場歴を持つへずまりゅうと、柔道歴13年のたくま。勝利するのはどちらか。

 へずまりゅうが去ったあと、男子最後のヘビー級オーディションでサプライズが起きた。K-1の創世記から活躍し、「20世紀最強の暴君」としてWORLD GPを3度制覇したピーター・アーツが登場。51歳となった今もオーラが健在なアーツが「俺と戦いたいやつはいるか?」と聞くと、参加者4人が一斉に挙手。アーツは「後で決めさせて」と笑顔で答えた。

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