武尊が振り返る「那須川天心のほうが強い」と言われ続けた悔しさ。「すべてが報われるチャンスがきた」 (3ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • photo by 日刊スポーツ/アフロ

――早い時期から、選手や各メディアでもさまざまな試合展開の予想がされています。それは武尊選手の耳にも入ってきますか?

「どうしても入ってきてしまうことはありますが、できるだけ勝敗予想などは見たり聞いたりしないようにしています。自分の考えやものがブレてしまうので、普段からあまり他人の意見を聞かないようにしているんです。

 対戦相手の研究はしますけど、基本は自分の戦いに相手を巻き込んでいくスタイルなので、相手に合わせることはしません。試合は"命のやり取り"。その気持ちで毎回リングに上がっています」

――試合まで張り詰めた時間を過ごすことになりますが、そんな中でもリラックスする瞬間はあるんですか?

「そういうのを作るのは苦手です。気持ちを緩ませたくないので、リラックスする時間を作らないようにしてます。でも、ジムの方たちと話したりするのはリフレッシュになりますけどね。SNSも、最近は試合が近づいてきても練習との合間にうまくできるようになってきたんですが、今回は大勝負なので、そういったことをシャットアウトしてやろうと思います」

(後編:「総合でも結果を残せたら、K-1 の強さを証明できる」>>)

【プロフィール】
■武尊(たける)
1991年7月29日生まれ、鳥取県出身。2011年9月24日、「Krush.12」でプロデビュー。2015年4月に初代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント、2016年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメントを制して2階級制覇を達成。2018年3月の「K'FESTA.1」では第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで優勝し、前人未到・K-1史上初の3階級制覇を成し遂げる。2021年12月、2022年6月に中立のリングで那須川天心と対戦することを発表した。プロ戦績41戦40勝(24KO)1敗

◆THE MATCH 2022 大会情報
日時:6月19日(日)12:00開場(予定)/ 14:00開始(予定)
詳細はこちら>>

◆YouTubeチャンネル
「武尊 / TAKERU」はこちら>>

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る