「最強のタッグ」ベスト3を伝説のレスラー谷津嘉章が語る。鶴龍コンビの順位は?

  • 井木 康文 ●取材・文 text by Iki Yasufumi
  • photo by DDTプロレスリング/アフロ

第2位:鶴龍コンビ(ジャンボ鶴田&天龍源一郎)

ジャンボ鶴田(右)と天龍源一郎の「鶴龍コンビ」(写真:平工幸雄/アフロ)ジャンボ鶴田(右)と天龍源一郎の「鶴龍コンビ」(写真:平工幸雄/アフロ)この記事に関連する写真を見る

 「因縁のライバルでもある鶴龍コンビは、さすが全日本プロレスのエースお二人という強さでした。」

 第2位はジャンボ鶴田と天龍源一郎のタッグで、それぞれの名前から一文字取り『鶴龍コンビ』と呼ばれていた人気コンビだ

 「当時自分はジャパンプロレスのメンバーとして全日本プロレスに参戦していました。タッグパートナーは同じジャパンプロレスの長州力さんと組むことが多かったです。長州さんは『ハイスパート​レスリング』と呼ばれる早いテンポで進めるプロレスを好んでいました。そのため、遅いテンポを得意とする外国人選手のタッグよりも、日本人同士のタッグと戦うことが多く、その最大のライバルが鶴龍コンビでした。

 長州さんとのタッグで新日本プロレスでも試合をしていましたが、全日本プロレスでの鶴龍コンビとの試合が最も良い戦いが出来ていたと思っています。さすが看板を支える2トップのタッグというレベルの高さを感じました」

 谷津はジャンボ鶴田を最強レスラーランキングでも2位に名前を挙げている。『五輪コンビ』としてタッグパートナーのイメージが強いが、タッグの対戦相手としても超一流であったようだ。

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