『焦るな!』『行くな!』。堀口恭司が明かす、朝倉海戦で肝に銘じていたこと (3ページ目)

  • 瀬川泰祐●取材・文・撮影 text & photo by Segawa Taisuke

――試合直後に「イージー・ファイト!」と叫んだことで、SNS上で論争が巻き起こっていましたが、その真相を聞かせてください。

「みんなは海くんに言ったように捉えていますけど、マイクに言ったんです。『プランがうまくいった』というのと、膝のケガによって『堀口恭司、勝てないだろ』っていう声もあったから、『やってやったぞ』みたいな意味を込めた言葉。みんな勘違いして『簡単な試合だった』と解釈したみたいなんですけど、『そうじゃないって!』と言いたかったですよ」

――朝倉選手とは、試合後に再戦の話をしたそうですが。

「海くんが『再戦をお願いします』と言ってくれたんで、『タイミング見て』という感じで答えました。もう一回やってもいいんですけど、もう少し(時間を)置きたいですね。日本で盛り上がるカードがなくなっちゃうんじゃないかと思うので」

――ほかのニュースでは、朝倉兄弟に対してバシッと言っているコメントが見られます。おおらかな堀口選手らしくない印象もあったのですが。

「自分はそんなに言わないので、盛られているところもありますよね。まあ仕方ないですけど、自分がどんどん『敵』になっている感じはします(笑)」

――ちなみに、K-1の武尊選手が試合に観にきていました。堀口選手は以前、武尊選手と那須川天心選手が戦ったら、「武尊選手が勝つんじゃないか」と予想していました(『ゴング格闘技 2019年7月号』)。現時点でもその予想は変わっていませんか?

「戦いに絶対はないので難しいですよ。でも、今は天心くんがちょっと上かなぁ。60%くらいは天心くんが勝つかなと思っています」

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