朝倉海vs堀口恭司の行方は? 髙田延彦が注目ポイントを語る (3ページ目)

  • 瀬川泰祐●取材・文 text by Segawa Taisuke

――朝倉選手は海外挑戦を口にしています。もしここでもインパクトを残すような勝ち方をしたら、一気に世界の舞台に行ってしまうことも考えられそうですが。

「堀口選手は、ベラトールとRIZIN、修斗で世界を獲っていて、20代で伝説になった選手。その選手を相手に大きなインパクトを残すような勝ち方をしたら、朝倉選手の株が本格的に急上昇し、引く手数多になると思います。すでに、『RIZINは(海外挑戦のため)チャンピオンがいなくなってしまう』というジンクスは生まれていますけどね(苦笑)」

――RIZINとしては、この2人にはずっと残ってもらいたいのではないでしょうか。

「それは微妙です。RIZINでチャンピオンになった選手が、例えばUFCに挑戦してチャンピオンになってくれたら、こんなに嬉しいことはないですよ。そうすることでRIZINの価値が上がり、日本人ファイターへの評価・信頼度が上がり、リスペクトへと繋がります。寂しいけど世界でも活躍してほしい、といったところですかね」

(後編につづく)

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