スイーツ作りが人気の世志琥、我に返る。「自分はプロレスラーだよな?」 (3ページ目)

  • 大楽聡詞●文 text by Dairaku Satoshi

にらみ顔と華やかな「フラワーサンド」。このギャップに萌えるファンが急増中 (写真:世志琥本人からの提供)にらみ顔と華やかな「フラワーサンド」。このギャップに萌えるファンが急増中 (写真:世志琥本人からの提供)――ちなみに、ご飯ものの自信作は?

「ディズニーキャラのダッフィーのオムライスです。ダッフィーはガーリックライスで、その恋人のシェリーメイはケチャップライスで作り、最後に卵のお布団をかけてあげます。このオムライス、憧れの飯伏幸太選手(新日本プロレス)に食べてもらいたいなぁ......」

――飯伏さんへの思いは、テレビ番組に出演した際も語っていましたね(笑)。そういった出演があったあとは、反響も大きいんじゃないですか?

「テレビの力はメチャクチャ大きいですよ。SNSのフォロワーの数も増えますし、企業さんからコラボ商品のお話もいただきました。本当に嬉しいです。アレンジメニューをいろいろ考えている時には、『あれっ、自分はプロレスラーだよな?』って一瞬我に返りましたけど(笑)」

――ここまで発信力が大きくなった世志琥選手の、今後の展望は?

「動画を配信したり本を出したりということも、すべてはプロレスを観にきてほしいからです。私のSNSをフォローしてくれた方の多くは、まだプロレスを観たことがないんじゃないかと思います。私がもっとブレイクすれば、それをきっかけに試合にも興味を持ってくれるかもしれない。

 コロナ禍の今は、会場に足を運んでもらうことが難しいですけど、そんな時こそ『どうやってプロレスを伝えていくのか』が課題ですよね。ありがたいことに、私はたくさんの人に声を届けられるようになったので、率先してやっていこうと思います」

――真面目なんですね。

「あ、いや、そんなことない......そんなことねぇよ! とにかくテメェら、これからも応援よろしくだぞコノヤロー!!」

【世志琥(よしこ)プロフィール】
1993年7月26日東京都生まれ。2011年1月に女子プロレスラーデビュー。2016年2月、SEAdLINNNG(シードリング)に入団。初代・第5代のタッグ王者で、2020年7月にはシングル王者に。団体と女子プロレス界を牽引するトップレスラーとして活躍中。
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