堀口恭司が勝利を得た重要ポイント。朝倉海は「パニックになっていた」 (4ページ目)

  • 瀬川泰祐●取材・文 text by Segawa Taisuke

――負けた朝倉選手も、試合後にはさっそく『リベンジしたい』と話しています。

「27歳でこれだけの経験値を積んだ彼が、今後どう成長していくか楽しみです。アスリートは、どれだけ"ストーリー"に共感してもらえるかが大切ですが、朝倉兄弟はすでにそのストーリーを持っていますよね。兄と共に名古屋から出てきた"荒くれ者"が世界のトップに勝って成り上がったものの、リベンジを許した。そんな朝倉選手が、これからどんな新しいストーリーを生み出すのか。多くのファンが楽しみにしているでしょう」

――次回のRIZINは、3月14日に東京ドームで開催することが発表されました。

「堀口選手が最後のマイクアピールで『頑張っていればいいことがある』と口にしましたが、堀口選手と朝倉選手から大きなパワーをもらいました。3月の大会も含め、2021年もRIZINから目が離せませんね」

■大山峻護(おおやま・しゅんご)
1974年生まれ、栃木県出身。5歳から始めた柔道で実業団でも活躍し、2001年にプロデビュー。PRIDE初参戦でヴァンダレイ・シウバと対戦し、その後、両目網膜剥離で長期の欠場を余儀なくされたが、復帰戦でヘンゾ・グレイシーを判定で破る。2014年に現役を引退後、企業向けの人材育成サービスを手がける「エーワルド」を設立。格闘技とフィットネスを融合したプログラム「ファイトネス」で、心と体の健康を増進するための企業研修を行なう。

■著書
『ビジネスエリートがやっているファイトネス 〜体と心を一気に整える方法〜』
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