「ブーイングはリングに咲く花」。大仁田厚は何があってもめげない (3ページ目)

  • 松岡健治●文 text by Matsuoka Kenji
  • photo by Nikkansports/AFLO

 もし3年半後にまた選挙に出馬して市長になったら、「あぁ大仁田ってあきらめなかったんだな」ってなるでしょ。当選したら「市長爆破デスマッチ」をやってもいいかもしれないね。世界広しといえど、そんな市長はいないですよ。オレにはたくさん野望があるから、何があってもめげない。

 実際に行動するからこそ面白いことが起きる。オレは、やりたいことをあきらめた時点で人生はストップすると思っているし、あきらめない人生のほうが面白いじゃん。七転八倒でも構わない。捨てる神あれば拾う神ありで、どんな状態からでも新しい物語はスタートさせられるってことです。

 人生の最終ゴールに何があるかはわからないけど、プロレス好きだから70歳の古希を迎えたときに電流爆破をやっている可能性もあるね。「これが本当の引退じゃぁ」って言ってさ。

 ろくなもんじゃないよね(笑)。でもそれが人生。それが面白いんですよ。

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