高まる「伊調馨」待望論。激震の女子レスリング、W杯で露呈した弱点 (4ページ目)

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • photo by AFLO

 圧勝した軽量級に対し、中量級・重量級の層の薄さは否めない。

 会場に足を運んだ観客、あるいはテレビ中継でこの結果を見たファンのなかでは、「伊調馨待望論」が一段と高まったのではないだろうか。「絶対女王の伊調が戻れば、中量級の戦力アップになるだけでなく、チームの核となり、若手もプレッシャーなく戦えるのではないか」。そう思わずにはいられない。

 パワハラ問題が一日も早く解決し、伊調に笑顔が戻る日を信じて......。彼女が東京オリンピックに向けて練習を再開し、前人未到のオリンピック5連覇を目指せる環境が整うことを改めて期待したい。

◆伊調馨がALSOK広報部に異動したので、さっそく名刺交換してきた>>>

◆あのレスリング女王が衝撃の惨敗。伊調馨は「早く負けろ」と言っていた>>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る