2016.09.10

村田諒太&香川照之が語る、
ボクシング「怒涛のビッグマッチ」4連発

  • 中込勇気●文 text by Nakagome Yuki
  • photo by AFLO

 ズバリ、結末はどう予想するか?

「判定でゴンサレスだと思います。ロープをうまく使い、リングのいろんなポジションを利用しながら、今までの経験を使って対処していくと思います。徐々に差は出てくる。ゴンサレスのひとつの策がうまくいかなくて、クアドラスがそれを空転させ続けるというのは、ちょっと想像しがたいところもある。

 ゴンサレスのあの雰囲気は、ジャッジが惚れますよ。1回スウェイ(※)してアッパーを吸い上げて、すぐまた外からボディを打ったりとか、そのコンビネーションを見るだけで、『これは本物』とジャッジを常に味方につけている選手。その意味では、判定でローマン・ゴンサレスだと思います」(香川)

※スウェイ=顔面へのパンチに対し、上体を後ろへ反らしてかわす防御テクニック。

 村田も、「ロマゴンの勝ちは動かないかなと思います」としながらも、階級を上げた影響に言及する。

「(クアドラスは)ロマゴンに詰められて、上下に打ち上げられたら耐えられないんじゃないかな、というところはありますけど、ロマゴンが1回スーパーフライ級で調整試合をしたとき、あんまり動きにキレがなかったんですよね。

 フライ級に上げたばっかりで、『スーパーフライ級で動きづらいのかな』という感じがあったので、今はスーパーフライ級でどういう身体を作るか、というところだと思う。クアドラスは動きが速いので、昔はガンガンいってましたけど、今は(相手のパンチを)さばくのがうまくなっているので、そこに対してロマゴンがどう対処するか、ロマゴンの動きがどうなっているかですね」