2016.01.18

内山高志、山中慎介が伝説に。
2016年、ファン待望のカードは?

  • 水野光博●取材・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 また、WBA王者の田口良一(29歳/ワタナベ)、WBC王者の木村悠(32歳/帝拳)、IBF王者の八重樫東(やえがし・あきら/32歳/大橋)と、主要4団体の王座のうち3つを日本人選手が占めているライトフライ級も、2016年は注目しておきたい階級だ。木村と八重樫は大学時代からのライバル、木村は田口にプロ初のKO負けを喫した過去を持ち、田口と八重樫はスパーリングでの対戦経験があるなど、3者を巡る因縁は事欠かない。

 そこに2011年からWBOの王座に君臨するドニー・ニエテス(フィリピン)、さらにはライトフライ級への転級を宣言しているWBO世界ミニマム級王者の田中恒成(20歳/畑中)も加わるため、"ライトフライ最強"を争う激戦は必至。4人の日本人王者の、果たして「誰」と「誰」が拳を交えるか興味深い。

 3階級制覇を達成したWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26歳/井岡)と、2階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(22歳/大橋)には、さらなる高みを目指すうえで避けては通れない相手がいる。軽量級世界最強の男――、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。日本が誇るふたりの軽量級の雄には、"ロマゴン"の首獲りが熱望されている。

 井岡は次戦の対戦相手に、北京&ロンドン五輪のライトフライ級で金メダルを獲得したゾウ・シミン(中国)の名が上がっている。ただ、井岡自身が最近、「"唯一無二"の存在を志す」と語る以上、ロマゴンとの対戦を避けることはできないだろう。井岡陣営はそのタイミングを慎重に見計らうが、本人は対戦を熱望しているとも聞く。