【総合格闘技】関根勤が語る「UFC JAPANはココを見よ!」 (3ページ目)

  • 石塚 隆●構成 text by Ishizuka Takashi
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro, Getty Images

関根氏がイチオシしている25歳のステファン・ストルーブ関根氏がイチオシしている25歳のステファン・ストルーブ そして僕が一番注目しているのは、マーク・ハント(ニュージーランド)と戦うステファン・ ストルーブ(オランダ)。ステファンはまだ25歳と若く、何といっても身長が213センチもある超大型ファイターなんですよ。17歳でプロデビューして、戦績は29勝5敗。UFCに4年前から参戦している期待のファイターで、いずれチャンピオンシップを狙える存在です。

 相手のハントはK−1出身のファイターとして、唯一UFCにフィットしたファイターですよね。UFCでは現在3連勝中で、打撃がハマれば滅法強い。本人は顔面を叩かれてKO負けしたことがないですからね。ステファンがハントに勝つようなことがあると、群雄割拠のヘビー級戦線がより面白くなりそうです。

 さっきも言いましたけど、PRIDEで(総合格闘技の)時間が止まっている人がいたら、ぜひ見てもらいたい。格闘技を理解する能力において、日本人は世界一だから絶対に楽しめます。どの格闘家も「日本のファンは試合をちゃんと見てくれて、ファイターを尊敬してくれている」と言ってますからね。

 そして最近は草食男子が増えてきたので、やっぱUFCのような刺激的な格闘技で、昔みたいに盛り上がって欲しい。ここは日本人選手に頑張ってもらって、UFC JAPANによってもう一度、総合格闘技の芽が吹き出ればいいなと思います。

【UFC JAPAN 対戦カード】

[メイン:ライトヘビー級/5分5ラウンド]
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル) vs ブライアン・スタン(アメリカ)
[セミファイナル:ヘビー級/5分3ラウンド]
マーク・ハント(ニュージーランド) vs ステファン・ ストルーブ(オランダ)
[ライト級/5分3ラウンド]
五味隆典 vs ディエゴ・サンチェス(アメリカ)
[ミドル級/5分3ラウンド]
岡見勇信 vs ヘクター・ロンバード(キューバ/オーストラリア)
[フェザー級/5分3ラウンド]
廣田瑞人 vs ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
[ウェルター級/5分3ラウンド]
キム・ドンヒョン(韓国) vs シアー・バハドゥルザダ(アフガニスタン)
[ミドル級/5分3ラウンド]
福田力 vs ブラッド・タヴァレス(アメリカ)
[バンタム級/5分3ラウンド]
水垣偉弥 vs ブライアン・キャラウェイ(アメリカ)
[ライト級/5分3ラウンド]
徳留一樹 vs クリスチャーノ・マルセロ(ブラジル)
[バンタム級/5分3ラウンド]
カン・ギュンホ(韓国) vs アレックス"ブルース・リーロイ"キャセレス(アメリカ)
[ウェルター級/5分3ラウンド]
イム・ヒョンギュ(韓国) vs マルセロ・ギマラエス(ブラジル)


取材協力:WOWOW

『UFC JAPAN 2013』〜WOWOWで生中継!
ヴァンダレイ・シウバ、マーク・ハント、五味隆典、岡見勇信、世界最強の男たちが集結!
■「生中継!UFC JAPAN 2013」
3月3日(日)午後0:00〜[WOWOWプライム]
■「いよいよ決戦!UFC JAPAN 2013」
3月3日(日)午前11:00〜[WOWOWプライム]※無料放送

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