「狂犬」とファンからあだ名も。声優e-Sports部、今後は自分が「声を入れたゲームをプレーする動画も出してみたい」 (2ページ目)

  • 龍田優貴●取材・文 text by Yuuki Tatsuta
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

――2年間の活動を通して印象に残っているシーンについて教えてください。

前田 もう2年前の話になりますが、ファンイベント「声優e-Sports部 活動報告 Vol.1」が今でも印象深いです。会場に集まってくれたファンの方に声をかけて、そのまま舞台に上がってもらってPC版「PUBG: BATTLEGROUNDS」()を一緒にプレーしました。なかには「このために1ヶ月間練習しました」と意気込みを伝えてくださった方もいました。私たちも緊張しっぱなしで強烈に印象に残っています(笑)。操作や立ち回りを指導してくれる先生に来てもらい、イベント前に時間を取ってガッツリ練習したことも含めて、思い出深いですね。
※通称「PUBG」。最大100人のプレーヤーがバトルフィールドに降り立ち、最後の1人(もしくは1チーム)になるまで戦うバトルロイヤルゲーム

小原 私は最近、「沼津eスポーツフェスティバル(以下、e沼)」に参加したことが印象深いです。かおりん(前田さんの愛称)と同じ理由になりますが、ファンの方々とゲームを通して交流する機会があり、実際に私達の活動を楽しんでいただいている声を間近で聞くこともできました。その日を心待ちにしてくださった方々の声援もありがたく感じたし、ゲームを使った地域活性化の効果や盛り上げ方にもグッとくるものがありました。eスポーツを通して地域のみんなが元気になれるんだという感動をe沼で味わいましたね。

――声優e-Sports部の活動を応援しているファンの方々からの反響はいかかですか。

前田 実は声優e-Sports部のYouTubeチャンネルに投稿した動画がきっかけで、「(アミューズ()の狂犬」というあだ名が生まれたんです(笑)。
※前田佳織里さんの所属事務所

小原 もともとそう呼ばれてたんじゃなかったんだ?

前田 うん。声優e-Sports部の企画で「フォートナイト」をプレーした時に、私があまりにもヤンチャに暴れまわったからなのか、ファンの方々からいただいたコメントがきっかけで生まれました。今はこのあだ名が定着して、逆に私が周りの方にあだ名をつける流れも生まれました。こういった新たな一面をファンの方々と一緒に作っていけたのは大変うれしく思います。

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