2021.03.30

ノブコブ吉村、そろそろ我慢の限界。eスポーツで世代の威信をかけて奮闘

  • 八木泰●文 text by Yagi Yasushi
  • 木鋪虎雄●写真 photo by Kishiku Torao

吉村 でも、僕なんかよりもさらにずば抜けたスキルを持っているのがプロですよね。プリオっていう15歳のプレーヤーがいるんですが、彼が僕の永遠のライバルです。三国志で言うと呂布(りょふ)(※1)くらいヤバい。

※1 天下無双の豪傑と呼ばれた中国後漢末期の武将。『三国志』の英雄、劉備、関羽、張飛の3人が束になってかかっても敵わないほどの戦力を持っていたという。


竹内 まだ中学生なんです。1月末に「マー君杯 2021」(※2)が開かれたんですが、プリオに吉村さんのチーム「破天荒」に入ってもらったら、勝っちゃいました。

※2 田中将大投手が主催した「PUBGモバイル」のコミュニティイベント。「破天荒×プリオ」としてマッチ1 DUOに出場し、優勝を果たす

吉村 でも今はまだ中学生なので、高額な賞金はもらえないんですって。そういうルールも変えていかないとダメですよね。才能あふれる若者はいるんだから、小学生でも中学生でもチャンピオンになったら10億円くらいあげるような懐の深さがないと世界に負けるかもしれない。もう吉本で囲っちゃえばいいのに。吉本に懐いているから、チャンスだと思うんだけどな。

――お二人もガチでeスポーツ大会を目指しているのでしょうか?

竹内 企業対抗戦があって、吉本興業として出場して3位までいきました。普段プレーするのと大会とでは、全然違いましたね。スクリム(練習試合)を毎日やっているようなチームが出てくるんです。企業対抗の草野球とは少し雰囲気が違いますね。

吉村 ただ、お笑いでもスポーツでもPUBGモバイルでも、練習したらうまくなるのは当たり前。練習しないで勝つのがカッコいいって持論があるんです。だからゴルフもうまくならないし、お笑いもダメだし、PUBGモバイルもそこそこ......。でも練習だけは絶対やらない。それがスターのあるべき姿だから。努力して勝つなんて当たり前のことをしないから「破天荒」なんです。何にも努力しないことこそ、唯一僕が自慢できる点です。

竹内 うまい人、プロを目指している人は絶対毎日練習していると思うんですけどね。ただ吉村さんはスクリムに入ったことがなくて。

吉村 練習は大っ嫌い。現場が一番伸びるから、とにかく実戦あるのみです。100の練習より1の現場!