ノブコブ吉村「eスポーツは芸人が輝ける舞台」。師匠は山奥の10代 (2ページ目)

  • 八木泰●文 text by Yagi Yasushi
  • 木鋪虎雄●写真 photo by Kishiku Torao

竹内 PUBGモバイルには称号(業績)システムがあって、一定の条件を達成するといろいろな称号をもらえるんですよ。

 説明すると、このゲームには異名というシステムがあるんです。「万人斬り」もその異名の一つ。アサルトライフルで2000キル、スナイパーライフルで1000キル、近接武器で200キルと、いろんな武器で膨大な量のキルを取らないと、「万人斬り」にはいけないんですよ。

吉村 これだけはこだわってプレーして、先日、ようやく取れました!

――相当なやり込み具合ですね。元々ゲームはやり込んでしまうタイプなんですか。

吉村 小さい頃はゲームにハマりがちで、他のことが手につかなくなるくらいでした。芸人になってからも仕事がない時はよくプレーしていましたが、睡眠時間を削るくらいハマッてしまうので、仕事に支障が出ないように封印したんですよ。10年弱くらいずっとゲームには触っていなかったんですが、PUBGモバイルはハマッてしまいましたね。

竹内 そういえば、どういう経緯でPUBGモバイルに触れたんですか。

吉村 (渡辺)直美とか(インパルス)板倉さんから「PUBGモバイル、面白いよ」と誘われたんですよ。

竹内 PUBGモバイルって今までゲームをやってこなかった人も急にハマっちゃいますよね。

吉村 設定がリアルだから、大人がハマりやすいんですよ。特にミリタリー系というか、サバゲーとかが好きな人たちにはたまらないと思います。

 あと、「なかなか子供に勝てない」のもいいのかな。僕は今40歳ですけど、10代の子に知識や社会的立場、収入とかで負けることってほとんどないじゃないですか。でもゲームだと完敗なんですよ。

 僕らが小さい頃は、ゲームはほとんど子供だけのものだったじゃないですか。大人と戦う機会は少なくて、「大人の負け」を見たことがなかった。でも今は、大人も普通に負けるんですよ。eスポーツって世代間の壁をぶち破っているなって思いますね。

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