大友美有、eスポーツの甲子園を制覇。ご褒美は「家にこもって...」 (3ページ目)

  • 渡辺静●取材・文 text by Watanabe Shizuka
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

ーー大会やコンテストに向けて努力する他の部活動のように「eスポーツ」という分野でも青春の形ができているのですね。  

大友 はい、そう感じます。今回の大会が終わってから、打ち上げとしてみんなでご飯を食べに行きました。大会に合わせて数日間メンバーと一緒に過ごしていたのですが、離れる時にすごく寂しくて。もし毎日のように顔を合わせていたら、もっと悲しい気持ちになっていたのかなと思ってしまいました(笑)。 

ーーN高は2連覇を達成し、実力を示しました。「KDG N1」のチームメイトmarimo選手は国内トップのプロチームにサブメンバーとして加入するなど、夢あるキャリアもつかめる環境に見えます。 

大友
 私自身、eスポーツの強いN高でLoLをやりたくて転入してきた人間ですし、私と同じように「KDG N1」を志す人も多いと聞いています。N高はeスポーツに力を入れていて、私たちがもっと上に行けるように環境を整えてくれています。環境が整えばもっといろんな才能が発掘されると思うので、上を目指したい人はどんどんN高に来てほしいなと思いますね。 

ステージゼロ2連覇達成の瞬間。仲間との結束が生んだ優勝だったーーリーグ・オブ・レジェンド(Riot Games)○c 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reservedステージゼロ2連覇達成の瞬間。仲間との結束が生んだ優勝だったーーリーグ・オブ・レジェンド(Riot Games)○c 2020 Riot Games, Inc. All Rights Reservedーー大友さんも、N高に所属しながらプロチーム「Rascal Jester(ラスカル・ジェスター)」で練習生としても活動しています。そうした活動を含めて、大友さんにとってLoLはどのような存在ですか。 

大友
 初めは趣味でしたが、今は心の底から大好きなゲームであり、自分が努力して成長するべきフィールドだと思っています。N高とプロチームの2つのチームで練習をするようになってLoLを楽しめる時間が増えましたし、「ラスカル・ジェスター」での練習を経てどんどん自信を持ってプレーできるようになってきています。もっともっと成長したいです。 

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