2021.10.07

石川祐希が日本代表キャプテン1年目を総括。「世界一の選手になる」ための課題も挙げた

  • text by Sportiva

アジア選手権後、オンライン会見を行なった石川(写真提供:デサントジャパン)アジア選手権後、オンライン会見を行なった石川(写真提供:デサントジャパン) この記事に関連する写真を見る  準々決勝では強豪ブラジルを相手に、一時はリードするセットもあるなど健闘したが、すべてのセットで20点以降に主導権を握られ、ストレートで敗れた。試合後、石川はベンチで溢れる涙をこらえきれずに肩を震わせ、ブラジルの主将であるブルーノ・レゼンデが励ますシーンもあった。

 五輪でベスト8、その後のアジア選手権で準優勝という成績で終えた石川は、9月22日のオンライン会見で主将1年目の代表シーズンを次のように振り返った。

「感じたのは、『チーム自体がキャプテンのようになっていくな』ということです。中心選手がどれだけ情熱を持ち、それを表現できるか。それがチームのカラーになっていくことを感じたので、これまで以上に責任を感じました。選手たちのプレーは、VNL、五輪、アジア選手権を経てすごく向上しましたし、今後に可能性を感じられるシーズンになったと思います。

 ただ、オリンピックで29年ぶりに予選を突破できましたが、アジア選手権は決勝で(イランに)負けてしまった。パリ五輪のことも考えると、アジア王者にならないと切符は手に入らないので、まだ力不足な部分があると思います」

 さらなる飛躍を目指す石川は、現地時間10月10日に開幕するセリエA(石川が所属するパワーバレー・ミラノの初戦は10月17日)でイタリア7シーズン目を戦う。今季のセリエAは、ロシアリーグやブラジルリーグから有力選手が結集し、非常にレベルが高い試合が期待されている。

「(昨シーズンに優勝した)ルーベのブラジルのヒカルド・ルカレッリ選手、東京五輪で優勝してMVPとなったフランスのイアルバン・ヌガペト選手(モデナ)、現在世界のトッププレーヤーのひとりと言われている、ポーランド代表のウィルフレド・レオン選手(ペルージャ)など、一流の選手が揃っています。だからこそ、そこで勝つことの意味がより大きくなると思います」

 今季は西田もセリエAのビーボ・ヴァレンティアでプレーする。ミラノとの試合は現地時間11月3日に予定されているが、「世界のトップリーグで対決すること、日本人選手が2人に増えることは、日本のバレー界がレベルを上げていく上で重要。活躍できればさらに評価が上がっていくと思います」と話した。