2021.03.05

西田有志は「順位を見ない」。リーグ終盤、チームは正念場なのにナゼ?

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 火野千鶴●撮影 photo by Hino Chizuru

スーパーエース・西田有志 
がむしゃらバレーボールLIFE(19) 
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 バレーボール日本男子代表の若きエース、西田有志(ジェイテクトSTINGS)。Vリーグの2020-21シーズンも終盤を迎え、ジェイテクトは3月4日時点でリーグ4位。勝利数によって上位3チームが進出(※)するファイナルステージ(4月3日、4日に向けて、正念場を迎えている。連載の第19回は、昨年12月に行なわれた天皇杯優勝後、再開されたリーグでの戦いについて聞いた。

(※)新型コロナウイルスの影響などで消化試合数にばらつきが出た場合、勝率が高いチームが上位になる。

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2連覇を目指すジェイテクトのエースとして活躍する西田――2021年のファーストゲームになった1月16日、17日は、リーグ1位のパナソニック・パンサーズを相手に2連敗。緊急事態宣言が出て前週の試合が中止になるなど、リーグ再開まで1カ月以上時間が空いた影響があったんでしょうか。

「僕はあまり気になりませんでした。連敗したのは、パナソニックさんの対策や、細かい部分の準備が上回っていたということ。ジェイテクトも準備はしていたので、それが今のレベルの差なのかなと」

――翌週にホームで行なわれたウルフドッグス名古屋(現リーグ3位)との2試合も、ワンサイドな展開でやはり2連敗となりました。

「大事なのは、『何対何』という点数にフォーカスするのではなく、自分たちがやるべきことをやれていたかということ。ワンサイドな展開になってしまったのはジェイテクトのミスによるところも大きかったので、そういう点はつぶしていかないといけません。あの2試合も、パナソニックさんと同じように、名古屋さんがチームをしっかり作ってきていたので流れを覆すことができませんでした。でも、あの負けが起爆剤となって、徐々に調子が上がっている部分もあると思います」

――実際に4連敗したあとは勝ちが続きました。どのように調子を取り戻したんでしょうか。

「チームの雰囲気を変えることですね。サーブ、ブロックの位置、レシーブといった細かいことは、1週間で見違えるように改善することが難しい。6対6のゲーム練習のときに、何を意識して練習するか、を変える必要があると思いました」