「かおる姫」と呼ばれて人気爆発。菅山かおるが語る当時と母になった今 (4ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

――西村さんは来夏の五輪出場を目指していますが、どうサポートしていこうと思っていますか?

「彼はすごくストイックで、体のケアなど何でも自分でできるので、私は余計なことはしないでおこうと思っています。彼のペースがあると思いますから。ビーチバレー以外の仕事もあるので夜が遅くなる時もありますが、彼は絶対に毎日練習をやります。『今日は疲れたから、練習しなくてもいいだろう』となったことは一度も見たことがないです。

 とにかく、好きなことを精一杯やってもらいたい。普通であれば『東京オリンピックが最後』となりそうなところですけど、次のパリ大会に出ると言われても『もう辞めたら?』とは思いません。選手としてプレーしている時が一番楽しいことは私もすごくわかりますし、本人がやれると思っているうちは現役を続けたほうがいいんじゃないかな、と私は思います」

――ご自身もプレーしていた、インドアの全日本女子の試合も見ていますか?

「子どもたちが小さい時はゆっくり見られなかったこともありますが、今は一緒に声を上げて応援しています。まだ(東京五輪の開催が)どうなるかわからないですし、ビーチバレーもそうですが、選手たちはモチベーションを保つのが難しいでしょうね。それでも、一緒にプレーした選手もいますし、明るい未来を信じて頑張ってほしいです」

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